広島の広陵高校3年の中村奨成捕手。
2017年夏の甲子園で2回戦突破した時点で、中村奨成選手はドラフト候補No1と注目されています。
中村奨成選手は母子家庭。お母さんは女でひとつで息子(中村奨成選手)を育てたのです。
そんな中村奨成選手の母についてまとめています。
この記事で紹介している話
中村奨成選手は母子家庭で母が野球につきあってくれていた!
広陵高校3年、3番中村奨成選手が 試合を決定付ける今大会3本目のホームランとなる3ランを放った秀岳館との戦い。
一気にドラフト候補No1として注目されました。
中村奨成選手は母子家庭。
母の中村啓子(けいこ)さんは、中村選手や妹を女手一つで育ててきました。
とてもきれいなお母さんです。
お母さんはフルタイムで働きながら、休日は野球のサポートをしてこられました。
母「母子家庭ということもあるんで、子供たちが幼い頃は平日が仕事で、土日は息子(中村奨成選手)の野球中心でした。」
お母さんは中村奨成選手が所属する野球チームを手伝っていたのです。
野球というスポーツは特に父親が一緒にキャッチボールをしたり、練習をサポートしたりすることが多いですね。それをやってきたお母さんはすごいと思います。
母(啓子さん)は、キャッチボールの相手など父親のような役目も懸命に努めてこられました。
女でひとつで支えてくれた母に中村奨成選手は感謝の想い
中村奨成選手「すべてにおいて母に感謝したいです。本当に支えてもらった分、野球というスポーツで表現できるので、恩返しできるようにがんばりたいです。」
小学校1年生から野球をはじめ、高校は地元(広島)の名門『広陵高校』へ進学。
1年生で正捕手に抜擢されたのです。1年生でレギュラーメンバー入りし、守備はキャッチャー。
中村奨成選手が母にかけた涙の電話
広陵高校で寮生活を送っていた中村奨成選手は、1年生の頃、1本の電話がかかってきたそうです。
母「はじめて背番号2番をもらった時に、ご飯が食べられんって言って。胃が痛くてご飯を食べても吐くと言って。。。」
母「正直私も涙が出たんですけど、電話を切った後に。でも電話してる時に泣くと、むこうもすごく不安になるから。。。その時は先輩も仲間も認めてくれたんだから、やろうよと話しました。」
中村奨成選手は高校1年生でレギュラーの正捕手に抜擢され、それ故のプレッシャーがものすごかったんでしょう。
一番辛かったときに励まして勇気づけてくれた母。
中村奨成選手が母にホームランボールを捧げる
どんなときでも母子家庭で女でひとつで支えてくれた母に、中村選手が送り続けているものが『ホームランボール』
広陵高校での第一号ホームランの時は、ボールに母への感謝の言葉を書いて贈られていました。
『母さんへ いつも おうえんしてくれてありがとう!!
甲子園絶対行く!!』
他にも、中村選手が獲得したメダルや、ホームランボールがお母さんのいる実家にたくさん飾られていました。
2017年夏、広島大会、準決勝・決勝でホームランを放った中村奨成選手は、支えてくれた母に恩返しするように甲子園の切符をつかんだのです。
甲子園の第2試合は、広陵対秀岳館
ベスト4を3季連続でとっている強豪校(強豪チーム)を相手にして、中村奨成選手は
- 1回表でツーベースヒット
- 4回表でヒット
- ワイルドピッチの間に先制のホームを踏みます
- 9回表でホームランにより追加3点!
秀岳館相手に見事なピッチングをみせ、9打数7安打6打点!
母に送るホームラン!
スタンドで応援していたお母さんも、ホームランを放った後涙されていました。
中村奨成選手はお母さんへ「一戦必勝でがんばるから、応援よろしくお願いしますって声をかけたいです。」とインタビューで話していました。
中村奨成選手は翌日の新聞でもドラフト1位候補として大きく報じられました。
何よりの親孝行じゃないでしょうか。これからも女でひとつで育ててくれたお母さんへのホームランボールを送り続けてほしいですね!