ヒアリは原産地である南アメリカ大陸から広まり、これまで海外では14の国や地域で侵入して定着が確認されています。
繁殖力が強いヒアリを唯一根絶できた国がひとつあり、それが
『ニュージーランド』なのです。
この記事で紹介している話
ヒアリ対策が成功した国『ニュージーランド』
ヒアリがこれまで侵入した国がこちらです。
その中で、唯一繁殖力の強いヒアリの根絶に成功した国が『ニュージーランド』
場所はオーストラリアの近くですね。
九州大学の村上貴弘准教授によると
ヒアリがニュージーランドに侵入したのは2001年。今から16年前です。
ニュージーランドのオークランドの空港の近くでヒアリの巣が1個発見されました。大都会です。
オークランド空港がこちら。
ニュージーランドの駆除方法は?
②粘着シート式の罠(トラップ)を仕掛けた
③そこに捕獲されたヒアリを殺虫剤で駆除!
④ヒアリの巣が最初に発見された場所の周囲5キロ圏内を『要注意エリア』として調査を徹底的に行う
⑤継続してモニタリング
ニュージーランドがヒアリ根絶にかかった費用は?
ヒアリの巣を発見して対策を行いヒアリを根絶できたニュージーランド。
その2年間にかかった費用は約1億2000万円(日本円にすると)
隣の国『オーストラリア』のヒアリ対策費は?
ド心配性の母、日本の火蟻騒動にヒィヒィ言ってたけどオーストラリアでは2001年に侵入した火蟻が既に全土に渡って生息してることを知り無事死亡。
私の生息地は右の真ん中辺りです。 pic.twitter.com/MjDwcOOCcy— きよ (@arikyooo) 2017年7月15日
ニュージランドの隣にある大きな国『オーストラリア』では、同じ年の2001年にヒアリが侵入しました。
しかし、ヒアリの巣が発見された時点で、すでに複数の巣があり、根絶できていません。。。
ニュージーランドが2年間で1億2000万円なので、発見が遅れるとこれだけ大きな対策費の違いとなったのです。。。
🇦🇺INオーストラリア🇦🇺
~ドッグライフサポート専攻~
今日はクレイグさんとトレーシーさんから、レクチャーやいろいろなデモンストレーションを見せて頂きました😆
世界に四頭しかいない、ヒアリの探知犬も登場してくれました🐶✨ pic.twitter.com/FHwrm3lfLk— 名古屋ECO動物海洋専門学校 (@NCA_ECO) September 30, 2019
国の財政に関わってくる問題なのです。
私達国民もヒアリの発見に務めましょう!
こちらはヒアリの捕獲用のトラップです。