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エンタメ

与勇輝さん人形と小松美羽さん版画作品の「秘話」!

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2019年10月30日放送の徹子の部屋のゲストは与勇輝さん(82歳)と小松美羽さん(34歳)でした。
 


 
布の彫刻と称される人形作品で国内外の評価の高い人形作家、
与勇輝
さん。

「美しすぎる銅版画家」としてデビューし、大英博物館にも作品を展示されている
小松美羽
さん。

国際的に活躍されているアーティストのお二人が、ご自身の作品に込められた思いをお話しくださいました。








 

与勇輝さんの人形作品

与勇輝さんの作品の大部分を占めている「子ども」について、 与勇輝さんは語られました。

与勇輝 人形芸術の世界


 

「表面の可愛らしさだけではなく、子どもが持つ野生、狡猾さ、残酷さを含めて全部なんです」

 
徹子さんもご自身が所有されている 与勇輝さんのお人形「トマちゃん」をご自宅から連れてきて見せてくださいました。

徹子さんはこのお人形に、自分が小さいころの面影を見るそうです。

徹子さんが 与勇輝さんのお人形にとても驚くことが“スッと自立する”こと。

つっかえ棒がなくても揺らぐことなく、地震の時も与勇輝さんのお人形は倒れることがなかったそうです。

徹子さんがこの驚きを 与勇輝さんに伝えたところ帰ってきた答えは

「だって人間は立っているじゃないですか」

スッと立つ人形を創作するに際して与さんが心掛けていること、それは
デッサンをしっかりとる
こと。

国内外で多くのファンを魅了し続ける与勇輝人形作品の土台はデッサン

一つ一つの作品に対する真剣さと愛情を感じさせられますね。

 

与勇輝の世界


 

美人画家『小松美羽さん』の作品と秘話!

 

徹子さんと与勇輝さんと小松美羽さんは、実は6年前、お会いしたことがあるそうです。

場所は河口湖にある与勇輝三の美術館「ミューズ館」の開館20周年記念式典にて。


 

徹子さん「あれから作品は変わりましたか?」

小松美羽さん「いろいろなものを創るようになりました」

最初は白黒の銅版画がメインでしたが、今はペイントでカラフルな作品を創られることが多いそうです。
 

小松美羽さんの実家では動物をたくさん飼われていました。

ウサギも三羽いて、家の中で放し飼いになっていたそうです。

大英博物館に飾られている小松美羽さんの狛犬をモチーフにした有田焼の作品。

狛犬たちからあふれてくるような躍動感や愛らしさは、動物と肌で触れあって育ってきた感覚あってのものかもしれませんね。

 

与勇輝さん&小松美羽さんの戦争作品

 

終戦時、与勇輝さんは8歳で、五人兄弟の末っ子だったそうです。

与勇輝さんの戦中戦後の子どもたちを題材にした二作品が紹介されました。

一作品目は「夕焼け」

B29が飛んできたのを二人の少年が並んで見上げ居ている作品です。

二作品目は「シューシャインボーイ」

戦後、アメリカ兵の靴磨きをすることを生業としていた子どもたちをモチーフにした作品です。

 

小松美羽さん祖父の魂の作品「四十九日」

小松美羽さんも戦争のことについては祖父母に話を聞いたことがあるとのこと。

小松美羽さんの祖父は戦争体験の後、“書道家”になられました。

その祖父がお亡くなりになるとき、魂がポコッと祖父から抜け出ていくのが見えたと語る小松美羽さん。

その出来事を描かれたのが
「四十九日」
という作品です。

人はどういう四十九日を迎えなければならないか、という思いが込められているそうです。

 


 

小松美羽さん与勇輝さんに「作品を創るとき、戦争中の子どもたちの声が聞こえてくることがあるんですか?」

与勇輝さん「無意識のうちに聞こえてきますね。」

と答えられました。

 

今後の抱負

与勇輝さん

「お客さんの顔がほころんでくる時が作ってよかったと思う瞬間。

これからも作り続けたい」

小松美羽さんは

「思うがまま突き進んでいこうと思います」

と語っていらっしゃいました。

 

お二人の話に耳を澄ませていると、作品を創るということは、見えない大きな世界とつながるということなのかな、とふと思いました。

年代は離れているお二人なのに、同じ色の空気をまとっているようなお二人でした。